家の設計図

注文住宅で事前に準備すべき事とは?

土地を所有していない場合、注文住宅では最初に土地を探す必要があります。家の形やデザインなどは土地である程度決まってしまうため、家を建築する場所を確保することから始めましょう。土地には色々な形があるのですが、その土地の形状でも家のデザインは変わり、建設する地域が独自に定めている建築協定に準じた家の設計が必要になるため、家を建設する場所が決まらないことには家の設計はできません。

候補地が決まり、他にも候補地があるときにはそれぞれを比較してライフスタイルにマッチする場所を決めます。一方で、注文住宅は建物と土地それぞれの費用を考えておく必要があり、土地に多くの費用をかけてしまうと家が狭くなる可能性もあるので、その割合を事前に考えておくのがおすすめです。注文住宅で家づくりを検討する際、予算内で家を建てることができるのだろうか、家づくりの基本や段取りが良く分からないと感じる人は多いと言えます。しかし、専門家からのアドバイスを貰う、複数社から見積もりおよび間取りのプランを入手する、予算のシミュレーションを行うといった3つのポイントを把握しておけば、理想の家づくりに繋げることができるのです。

ハウスメーカーを決めるときには複数社からの見積もりを貰うことがおすすめと言えます。その理由の一つは、同じような間取りやデザインの家でも数百万の差が生じることがあるからです。アキュラホームの場合は、低価格のプランは坪単価30万円代からの設定になっており、平均的な坪単価は35~50万円前後になります。仮に、予算が住宅ローンの借入を含めて5,000万円の場合、土地に4,000万円をかけてしまうと、家にかけることができる金額は1,000万円以下という計算です。さらに、注文住宅では家の建設費用や土地の購入代金以外にも、現金で支払いが必要になるさまざまな諸費用があり、頭金からその費用を差し引いておく必要があります。

主な諸費用には、土地購入の際に必要な仲介手数料・前金・ローン事務手数料・不動産の移転登記費用および司法書士への報酬・印紙代などがあります。そのため、頭金となる資金から諸費用を差し引いて保管しておきましょう。住宅ローンを利用するときには、ローンシミュレーションを使って試算するのがおすすめです。金融機関の公式サイトには、金利や借入額と支払い年数やボーナス月の支払い額などを入力すれば簡単に計算ができるシミュレーションが用意されているので活用しましょう。